マリーナ・アロムシターム 文
ヴィクトーリヤ・セムィーキナ 絵
藤原 潤子 訳
成山堂書店
2022年7月発行
ISBN:978-4-425-95641-8
A4変型判、64頁
定価2500円+税
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★クラウス・フラッグ賞、北京国際ブックフェア・イラストレーション展審査員賞受賞作品★
あらすじ
海に行って本物の船になろう! そう心に決めた、小さな紙のおふねの物語。いろんな船に出会いながら旅を続けるおふねは、無事に海にたどりつけるのでしょうか? 未知の世界に一歩を踏み出す勇気をくれる一冊。
文◆マリーナ・アロムシターム(Марина Аромштам)
1960年モスクワ生まれ。元教師で、現在は作家、ジャーナリスト、教育研究家として活躍しており、子どもの本に関するインターネットサイト「パプマムブック」の主任編集者でもある。児童文学作品により、A.N.トルストイ国際児童文学賞(2011年)、コルネイ・チュコフスキー賞(2020年)などを受賞。「ホワイト・レイブンズ」にも選定されている。本書『ちいさいおふねのぼうけん』はモスクワ国際書籍市Non/fiction児童書部門のトップリストに入るなど、高い評価を受けた。日本での出版は本書が初めて。
絵◆ヴィクトーリヤ・セムィーキナ(Виктория Семыкина)
1980年モスクワ生まれ。イタリアのボローニャ美術アカデミーを卒業し、現在、ボローニャで挿絵画家、イラストレーターとして活動している。これまでにロシア芸術アカデミー金賞(2004年)、ナミコンクール・グランプリ(2021年)など多数の賞を受賞。本書『ちいさいおふねのぼうけん』の挿絵により、クラウス・フラッグ賞(2018年)、北京国際ブックフェア・イラストレーション展審査員賞(2019年)を受賞している。趣味は世界中を旅すること。日本での出版は本書が初めて。
訳◆藤原潤子(ふじわら じゅんこ)
神戸市外国語大学ロシア学科准教授。ロシアをフィールドとして文化人類学的な研究を行いつつ、翻訳にもたずさわる。著書に『呪われたナターシャ:現代ロシアにおける呪術の民族誌』(人文書院、2010年)、『シベリア:温暖化する極北の水環境と社会』(共編著、京都大学出版会、2015年)、訳書にアンドレイ・ウサチョフ作、イーゴリ・オレイニコフ絵『まほうの木』(東洋書店新社、2020年)など。
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