この3冊の絵本を通して、ロシアにも平和とすべての子どもたちの幸せを心から願っている人がいる、ということを伝えたいと思いました。
ロシア軍によるウクライナでの蛮行を受けて、ロシアと関わるすべてを否定または攻撃し、関係を断絶しようとする動きがあります。しかし世界が危機に瀕する今こそ、隣国ロシアの言語や文化を知り、対話と協働の道を模索することが、これまで以上に必要なのです。
◆書誌情報◆
・マリーナ・アロムシターム文、ヴィクトーリヤ・セムィーキナ絵、藤原潤子訳『ちいさい おふねの ぼうけん』成山堂書店、2022年。
・アントン・ロマーエフ作、藤原潤子訳『パパかいぞくの こもりうた』成山堂書店、2022年。
・レオニート・チシコフ作、藤原潤子訳『そらにかえった にゅうどうぐも』成山堂書店、2022年。