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絵本の舞台は天の川の果ての「わく星O(オー)」。そこには、願いをかなえてくれる「まほうの木」がある。ペンギンは飛ぶことを願い、キツネは子どもたちに甘い眠りを求め、おじいさんはタイムマシンをねだる。
17編の短い物語が不思議で優しい世界を描きだし、落ち着いた色彩の絵がそのイメージを広げてくれる。
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掲載紙:「神戸新聞」2020年12月8日付
掲載コーナー:文化、11面
◆書誌情報◆
アンドレイ・ウサチョフ作、イーゴリ・オレイニコフ絵、藤原潤子文『まほうの木』東洋書店新社、2020年。