そらにかえった にゅうどうぐも

レオニート・チシコフ 作
藤原 潤子 訳
成山堂書店

2022年6月発行
IABN:978-4-425-95661-6
A4変型判、32頁
定価1800円+税

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★現代ロシアを代表するアーティストが地球温暖化問題を問いかける!★

あらすじ
ある日ひとりの男の子が、雲を紡いでセーターを作ることを思いつきます。ふわ ふわで温かいセーターができて、男の子は大喜び。ところが思いがけず、困ったことが起きます。地球温暖化をはじめとする、人間による環境破壊についての寓話的作品。

作◆レオニート・チシコフ(Леонид Тишков)
1953年、ロシアのウラル地方生まれ、モスクワ在住。ロシア現代美術を代表するアーティストで、日本を含め、世界各地で個展・グループ展を行っている。特に月のオブジェと共に世界各地を旅する「僕の月」プロジェクトで知られる。2017年に現代美術のロシア国家賞「イノベーション」を受賞。絵本作家でもあり、日本語に訳された絵本として、鴻野わか菜訳『かぜをひいたおつきさま』(徳間書店、2014年)がある。


訳◆藤原潤子(ふじわら じゅんこ)
神戸市外国語大学ロシア学科准教授。ロシアをフィールドとして文化人類学的な研究を行いつつ、翻訳にもたずさわる。著書に『呪われたナターシャ:現代ロシアにおける呪術の民族誌』(人文書院、2010年)、『シベリア:温暖化する極北の水環境と社会』(共編著、京都大学出版会、2015年)、訳書にアンドレイ・ウサチョフ作、イーゴリ・オレイニコフ絵『まほうの木』(東洋書店新社、2020年)など。


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